お金と時間と孤独を持て余す梨沙子に買われていた『僕』。
ある日、駱駝の頭をした男がそこに訪れてこう言った。
『僕』は梨沙子に溺れ、変化を拒み続けた代償を払わなければならないらしい。
死んだ『姉』を『僕』は壊れるほどに愛していた。
けれど彼女はまだ地獄に堕ちていないみたいだ。
駱駝のヒント。三本足の猫に導かれた先。
そこには『僕』より先に梨沙子に捨てられた『少女』。
悪い偶然はまだ終わらなくて、『僕』は殺すべき彼女に恋をする。
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